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第2話 ズッキーとの出会い

ズッキーは、もともと、アパレルの会社の社員。

会社の意向でフィリピンに勤務していたのだが、倒産の危機などを迎えた、、、

紆余曲折があり、独立し、最終的に事業に成功。

 

孤児に寄付するなど、フィリピンへの貢献が認められ、永住権の販売を手掛けることとなったという。

 

いわゆる、政府機関のお墨付きである。

ズッキーからは、その写真やら、書類を見せてもらった。

 

ズッキー、信用しよう。

その場で「購入を決意」した。

 

永住権は、私が5万ドル、家族は1人あたり、5000ドルだという。

子供は20歳までに選べて、妻は後からの申請で良いとのこと。

うちは6人家族なので、総額7万5ドルだ。

当時は1ドル=110円、私分は、5万ドル=550万円となる。

 

金額的には、問題ないのだが。

問題は妻だ。

「えー、フィリピン? もっと安全な国ないの?」 と言うかなと、思ったのだ。

 

帰宅して、話を切り出した。

妻の反応。

「今までパパが持ってきた話の中で、一番、良い話じゃん。」

倒れそうになった。

 

結婚して、16年余り。

今まで、怪しい話も含め色々持ち掛けてきたと思うのだが、これが一番良い話なのか、と驚愕した。

以前、家族でセブ島に旅行に行ったことがあり、島の人々が友好的で好印象。

これが後押しした。

 

まぁ、同意を得られて良かった。

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