3年前、2020年、世間はコロナの真っ最中。
とても、海外に出られるという雰囲気ではない。
それでも購入したのは、定員が埋まり次第、締め切られる可能性があると聞いたからだ。
無事、振り込みは完了。
私は、映像を制作する会社と、広告代理店と2つの会社を経営していた。
縁があって、2017年に、上場企業に会社を売却。53歳の時だ。
当時は、親会社の元で雇われ社長をしていた。
いずれにしても、遠くない将来、映像制作の現場からは、離れるつもりだった。
永住権の獲得は、私的には、次のビジネスの布石である。
60歳でリタイアしたとしても、その後の人生は長い。
私は新卒で社会に出てから、30年以上、一貫して映像制作を生業としてきた。
それは、子供の頃からの憧れの仕事でもあった。
つまり、天職だ。
映像制作そのものは、今でも好きだ。
一貫して、お客さんの動画を作ってきた。
それが糧だったのだが、お客さんと制作者との間に入って調整するのに、疲れた。
だから、これからは、自分のために映像を作りたいと思っていた。
さて、フィリピンで何をするか。
何か、日本との接点というか、懸け橋的な仕事ができないか、と思っていた。
私は度々、会社の売買のアプリを検索して、良き案件がないか物色している。
その時、和菓子のFC加盟店の記事が目に留まった。
フルーツ大福の店を手放したいのだという。
フィリピンでフルーツ大福は、ウケるのではないか。
早速、メールを送った。