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第2話 低温なのに大量の汗をかく、、、謎のサウナ体験

目の前に現れたのは、プレハブであった。

すんごい水の会社と、このプレハブとか繋がらないまま、事務所に案内された。

そこの会議室には、開発者と思われる社長が座っていた。

「あぁ、よくいらっしゃいました、澤田さんからは聞いてますよ」

と、にこやかに挨拶された。

少しやせていて、いかにも技術者上がりの経営者といった感じだ。

そこで、水の開発に関わる話を聞いた。

まず、水とは何か、から始まり。

この会社は、元々は純水を作り出す機械を製造する会社であること。

簡単に言うと、ろ過装置を作っている会社だ。

自身が体調不良となり、水で病気が治せないかに挑戦しようと考え、

サウナを立案したこと。

サウナに使われている水は、独自の技術でクラスターを小さくしたもの。

サウナに入ることによって、皮膚、鼻やのどなど

粘膜からも良質な水が体内に得られる。

まとめると、

人間の8割が水でできているので、水が良くなれば、体質は改善できる。

という感じ。

なるほど、納得した。

では、早速、サウナの体験である。

プレハブのサウナ部屋に移動、更衣室で澤田さんの二人で裸になり、部屋に入る。

部屋の中は、3.4人は入れるくらいの小部屋、部屋中が無垢材で覆われていて、

木の香りがする。

時折、プシューっという音がしている、スチームが噴射されているようだ。

水蒸気が発生していることもあり、鼻の粘膜に刺激がなく、息苦しくない。

普通のサウナは乾燥していて、息苦しいので嫌いなのだが、

これなら息も普通にできる。

5分ほど、すると、顔から首から、胸元から、ぷわーっと汗をかきだした。

手の指先を上にかざすと、指の先から汗がしたたり落ちるのが分かる。

「こんなに汗出たの初めてかもしれない」

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