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第11話 一路、セントレアからマニラへ

私の経営者仲間に、愛知県あま市で、にじ協同組合という組織を運営している

浅野さんという方がいる。

 

事業内容は、海外の実習生を受け入れ、各企業に派遣すること。

フィリピン、インドネシア、ベトナム、カンポシアなど、各国から実習生を

受け入れている。

 

事務所に行くと、それぞれ母国出身の担当者が仕事をしているので、

一瞬、ここはどこの国なのだろうか、と戸惑う。

 

今回は、浅野さんに私のフィリピンでの事業展開を話したところ、

「ちょうどフィリピンの送り出し機関に行きたいと思っていたので、

一緒に行きましょう。」となった。

 

事情通がいると心強い。

 

日本在住のフィリピン人女性がアシスタントで同行することも決まり、

現地での心配事の半分以上は消えた。

観光なら多少の問題は良いのだが、今回は事業目的である。

極力、問題点はクリアーしておきたい。

 

イチゴ農園の菊池さんから紹介していただいたイエンさんは、

バギオというエリアに住んでいるという。

 

バギオは標高1000メートル以上の高原地帯。

日本でいう軽井沢みたいな街、マニラのお金持ちが避暑地として

利用しているのだという。

 

バギオは、マニラから北へ、高速バスで6.7時間はかかるというのだ。

300キロほどの距離なのだが、渋滞がひどい。

以前は飛行機が飛んでいたのだが、コロナの影響でなくなったらしい。

こんな位置関係である。

 

フィリピンは熱帯で暑いというイメージだ。

しかし、島なので山があり当然、高原は涼しい。

 

300キロほどの距離なのだが、渋滞がひどい。

以前は飛行機が飛んでいたのだが、コロナの影響でなくなったらしい。

あーあ。

 

今回は、浅野さんの要件もあるので、マニラの送り出し機関の訪問もある。

送り出し機関とは、フィリピン人を日本に紹介する窓口業務を行っている組織だ。

私は一度も行ったことがないので、ドキドキである。

 

イエンさんには事前には日本からは電話せず。

マニラに入ってからしようと思っていた。

菊池さんから、あまり電話に出ないと聞いていたこともあり、

農家だからいるであろうと踏んでいたからである。

 

2023年9月13日、セントレアからフィリピンエアーでマニラに向かった。

セントレアから4時間半でマニラに到着である。

 

そう、フィリピンは近いのである。

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