満員の店内。
こちらはフィリピン人なら全員知っている大人気チェーン店、
ジョリビーである。
日本にはないので、一度は行って見たいと思っていた。良い機会となった。
名前の由来は、愉快な「Jolly」と、ハチ「Bee」から来ているそうだ。
何となく、頭の角? 触覚がハチである。
ジョリビーは鉄板だ。
マクドナルドが、主要国のハンバーガー市場でトップになれない唯一の国が、
フィリピンなのである。
ジョリビーのフィリピン国内の店舗数は約1,200店
それに対し、マクドナルドは、約650店舗ほど。
圧倒的なのである。
勝っている主な理由。
簡単に言うと、チキンなど味付けがフィリピン人好みに甘くしてあるのだそうだ。
では食してみた。
味はほんのり甘くて、チキンも柔らかくて美味しいと思う。
しかし、全体的に生暖かい、熱くはないのだ。
チキンもスープも、生暖かいのだ。
日本人って、熱いものは熱い状態で食べたいでしょ。
そうではなく、生暖かいのである。
「めちゃ熱いから、食べやすく冷ましてからお出ししました」
みたいな感じである。
フィリピンは南国である。
よって「熱いものを、おいしく食べる」という文化がないのかも知れない。
暑いから、エアコンで室内はかなり冷やしている。
冷やすことがおもてなしの国である。
高級店でビールを頼むと、氷入りのグラスで出てくる。
冷たいものは、より冷たく。
熱いものは、食べやすく、生暖かく。
フィリピン流のおもてなしが、そこにはあった。
注) 翌日、吉野家に行きましたが、やはり牛丼は生暖かかったです。