第23話 フィリピンの検疫所突破へ パート1
2024年1月17日、再びフィリピンに出発した。
目的は検疫所との交渉と、再びバギオエリアの産地に行くことである。
現在、フィリピンへは、イートラベルなるアプリに事前登録してからの
入国となる。これをしていないと入国ができないのだ。
面倒だが、仕方ない。
17日の午後、フィリピンエアーのカウンターでチェックインした時のこと。
「イートラベルは登録されましたか?」
「はい、こちらです」
受付の女性は、私のスマホを見て
「あのー、通常は緑色なんですよ、何か変です。
日本側は送り出すだけなので、問題ないのですが、
向こうで何か言われると思いますよ。」
私のイートラベルは、青色である。
「確かに、色が違いますね」
単に入力した結果である。
私は、何を間違えたのか、さっぱりわからない。
とりあえず、日本は出国できるので、いいや。
約4時間でマニラ到着。近いのである。
そして入国手続き。
チェックカウンターでパスポートを渡し、本人確認写真を撮られたのち、
イートラベルの画面の提示を求められた。
スマホを渡すと、手で×をされた。
「ノー、このトラベルではダメ」というではないか。
本物は、緑色だというのだ。
なんで?_?
パスポートを返され、途方に暮れていたら、後ろから
「何か問題起きたのか」と空港内の警備員が声をかけてきた。
事情を話すと
「パスポートを貸してください、私が入力します」とおっしゃる。
めちゃ優しい。IT弱者の味方だ
彼は私のスマホに入力を始めた、
泊まり先のホテル名や職業を聞かれたのち、
私のスマホの画面に現れたのは、緑の画面である。
「やった!!」
ありがとうございました。
ホントにフィリピンの人たちは優しいのである。
無事、入国できた。あーよかった。
しかし、いったい、何が違っていたのだろう。。。。
とりあえず、無事入国の祝いに、フィリピンのサンミゲルで乾杯したのであった。