名古屋市昭和区の保健所は、千種区役所にあった。
まぁ、区ごとには必要がないという事であろう。
さらに、ややこしいのは、千種区役所は、移転していたのである。
電話した際に、「間違わないよう気を付けてお越しください」と、あり
おかげで、問題なく着けた。
サウナ担当者という方がいて、対応してもらった。
開業の企画書を渡して、説明したところ、開口一番言われたのは。
「昭和区には前例がない」ということ。
つまり単独のサウナがないのだ。
サウナは、法律上、公衆浴場法にあたる。
つまり銭湯業にあたり、その中の施設という扱いだ。
よって、小型サウナだけというのは、過去、例がないのだ。
「つまり、どうゆうことになります?」
「法律がかなり昔に作られたものなので、
そのままを当てはめると、いろいろ、不都合なことがあるので、
現状に合わせて、精査します」
「あのー。サウナと言っても、電気で起動していますから、火元がないです」
今回導入するスチームサウナは、電気を使って水蒸気を発するのである。
よって、火力源はない。
「では、岩盤浴みたいな感じですか?
岩盤浴だと、開業に関しては難しくないのですけどね」
「いえ、サウナです。看板には、サウナって書きますよ。
岩盤浴って看板上げて、中身はサウナって、ややこしいじゃないですか」
「そうですよね」
とやり取りがあり。
「電気由来ということなら、公衆浴場法に合わせて考えなくても、
良いかも知れませんね。
消防局は行かれました?」
「いえ、これからになります」
「行っていただいて、消防の意見を聞いてみてください」
何ともすっきりしない。
現状、何かが起こって、それに対して法ができるという順序何だろうけど、
昭和消防局に電話して、事情を話すとサウナ担当者という方と
アポイントが取れた。
「過去の事例を見ていたのですが、昭和区はサウナの事例がないのですよ」
同じだ。
「うちは火災予防と避難経路の問題を主に見るのですが。
広くないし、火元がないのであれば、スプリンクラーの設置って
必要ないと思いますけど。
通常の基準で良いのではないかと」
「保健所は、消防の意見が聞きたいと言っていました。」
「岩盤浴みたいなものだから、どうなんでしょうね」
「ちょっとお待ちください」と担当者は席を立ち、自分の席に戻り、
受話器を上げて、何やらずっと相談していた。
上層団体に相談しているようだ。
焦点は2点。
・サウナではなく岩盤浴にしたらスムーズ
・過去の事例、大切 (笑)
つまり、現時点では判断が付かないが、火災の心配はあまりなさそうだし、
通常のテナント扱いで良いのではないか。
この保健所と消防の2団体と私が、同じ卓で話したらスムーズなのだが、
決定権がない人ばかりだから、同じか。。。
役所の仕事って、何なのか。
私たち、民間の仕事をスムーズに円滑に行うように補助し、
経済活動を活発化して税収を上げるのが、
役所の仕事だと思うのだが。
私は間違っているであろうか。