この悪水質の水路、イチゴの産地の水路である。
ここベンゲット州の問題は農業用の水質の問題である。
ベンゲット州のイチゴは有名で、各地から観光客がやってくる。
露店がたくさん出ていて、イチゴを筆頭にして様々な野菜や果物が
売られているのだが。。。。
水が悪いので、そんなに旨くはない。
まぁ水だけの問題でもないのだけどね。
高原に広がる広大なイチゴ畑。
色んな農家が作付けを行っているので、作り方も様々。
完全に露地で作っている人もいれば、
一部、ビニールで覆っている人もいる。
同じエリアで経費をかけて作っている人と、そうでない人が混在する、
所得格差を感じる世界である。
しかし、上手く作ってもそうでなくても、重さでいくら、で売られるので、
たくさん採れる人が儲かる人となるのが、フィリピンなのだ。
だから、改善改良が進まない。
水質の改善、土壌の改良、品種の改良が必要なのは当然なのだが、
それと同時に「おいしい果物は高く売れる」という、
市場を作らねばならないのだ
問題山積である。
まぁ、その市場を作るために日本のイチゴを投入するのだ。