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第30話 フィリピンに持ち込む、ニッポンのイチゴ苗を準備した

2024年2月2日、翌日、

3日からフィリピン入りするため、苗を準備した。

  

苗は岐阜の大野町、苗農家の大島さんに依頼済みである。

この日、取りに行くことになっていた。

  

持ち込むのは、開発されて25年以上経っている権利が切れた苗である。

今回は、宝交早生(兵庫産)と女峰(静岡産)の2種。

それぞれ15ずつ、計30苗である。

  

その程度かと思うかもしれないが、苗はランナーというものが伸びて、

増えていく。

うまくやると1つの苗から30-40くらい採れるので、

30苗×40=1200となるのだ。

大変なのは土を落とすこと。

土は持ち込み不可なので、洗い落とす必要がある。

根っこの合間に土が入っているので、なかなか、落ちない。

なるべく根を切らないよう、丁寧に洗う。

土には様々な動植物の元が入っているので、全世界で土の持ち込みは

禁止されているのだ。

そして水を浸したキッチンペーパーにくるんで、ジプロックで封印した。

クーラーボックスにいれたら完成。

冬だし、この中が蒸さることはないであろう。

まずは苗の準備完了。

  

全部はお見せできないが、許可申請書類も作成した。

  

持ち込み後のルートを説明する資料の一部。

さて、無事に持ち込みできるのであろうか。

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