うちの最寄り駅。
スーツケースの上に、イチゴ苗を置いて出発した。
誰が見ても中には、「温かくなったら問題があるもの」が入っているとわかる。
まずは第一関門のセントレア。
フィリピンへの申告表など一式携えた。
日本国内では、検疫所はないので、出国時の検査のみである。
出国時、レーンに荷物を上げた時に係官から、「それは何ですか? 」と聞かれた。
隠す気も無いので、「イチゴの苗です」と答えた。
当然、「中を確認させてください」と、言われると思ったのだが、
「分かりました。」とだけ言われた。
あらら。拍子抜け。
あっさり第一関門はスルーしたのであった。
そしてフィリピンに到着。今回はセブパシフィックエアーで向かったので、
着いたのは、第3ターミナルであった。
アキノ空港は巨大で、第1から第3までターミナルがあるのだが、
つながっていなくて、それぞれが別個で独立しているのだ。
入国手続きして簡単な質問に答えたら、「オッケー」と言われ、あっさりと
入国した。
いつも通りの人だかりであるが、、、あれ、検疫所がない。
第1ターミナルには検疫所があったのだが、3にはない。
ということは、ラッキー。
もちろん申請書は持っているので、提出するだけなのだが、
無いのなら提出する必要もなかろう。
変に声を掛けられる前に、とっとと退散しよう。
SIMカードを現地のモノに取り換えて、セット完了。
GRABでタクシーを呼んで、ホテルに向かうこととした。
このGRABというアプリは、かなり便利。
行き先を入力すると、配車されるのだが、瞬時に料金が出るのだ。
フィリピンのタクシーは、かなりやばくて。
メーターが無いのもあれば、メーターがあっても無視されて、
高額な料金を請求されることもある。
しかも、車がぼろかったりするのだ。
そんな中、GRABが登場。
車もきれいで快適である。
今日はチェックイン後、菊田さんたちと合流である。
ホテルは、マカティー地区のリトル東京の近くである。
実は、今回のフィリピン入りのツアーは、菊池さんたちのツアーに合流する
形で参加したのだ。
菊地さん一行は、南牧村の村長を筆頭として、
フィリピン実習生を受け入れている農家の人たちが、
フィリピンに戻った実習生との交流が目的のツアー。
私はその一員として参加が認められたのである。
主催は、(公社)国際農業者交流協会という。
その方々と、今から合流してご飯なのであった。
リトル東京の一角の居酒屋であった。