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第37話 トリニダット、イエンからのイチゴ苗の生育リポートが届く

Facebook経由で、イエンからイチゴ苗の成長ぶりが届いた。

「成長ぶりを写メ撮って送って欲しい」という私の依頼を守っているのだ。
  
「フィリピン人は、いい加減だとか、適当な人が多い」という人がいるが、
私はそうは思わない、人によると思うのだ。
  
いい加減な奴は日本にもかなり生息している。

日本とは同じ肥料は入手できないので、彼なりに工夫してやってくれている。
嬉しい限りである。
  
フィリピンでは牛糞由来の肥料があまり無いみたいで、
鶏由来の肥料となった。
  
日本の農家曰く、「牛糞のほうが甘みが出る」らしいのだが、仕方ない。
  
国民食として「唐揚げ」を食べているフィリピン人にとっては、
鶏の方が身近なのであろう。

今回のリポートは、肥料のこともあるのだが、
女峰からランナーが出たというリポートであった。
  
このランナーというのが伸びて、その先に葉が生まれ、根が出てくる。
それが別の株となってイチゴは増えていくのである。
うまく作ると、1株から20-30もの株ができる。
  
イエンの畑だけで、200~300株となるので、
来年にはイチゴがかなり取れる予定だ。
  
もちろん、イチゴにも種はある。
果実部分の粒粒が種だ。
この種を植えておくと、当然、発芽して成長する。
しかし、親とは同じ味にならないのだという。
  
なので、原則、イチゴはランナーによって増やすのである。
いわば、クローンなのだ。
  
一方、宝交早生の成長は止まっているという。
やはり環境って影響でかいのである。
  
まずは、女峰が環境にあっているようで、良かったです。

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