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第49話 タガイタイというエリアでイチゴを作っていると聞き、視察してきた

タガイタイというエリアでも、イチゴを作っているという話を聞き、
視察に向かうことにした。
 
バギオ以外でも、ニッポンのイチゴを作ってもらいたいと思っている。
産地は複数あっても良い。
そもそも、うまく育つか不明なので、可能性の追求はしたいと思っているのだ。
 
このタガイタイは、マニラの南、車で2時間ほどの高原地帯である。
バギオほどの高度はない。
ネットで検索すると3件ほどヒットしたので、向かうこととした。
 
最初に一番の大手というか、観光用の庭園を運営している農園に向かった。

このイギリスの国旗からして、イギリス風の庭園、イングリッシュガーデンを
目指しているのであろう。
この一角にイチゴがあるのだろうか、庭園内を歩いて探した。

発見した。
おそらくこの農園であろう、全然、手入れされていなくて、放置されていた。

来たお客さんに、イチゴを手摘みさせていたのであろうか、、、
手を入れている節はない。
 
他にはないか、探したところ、発見。

ほぼ残骸である。
これではどうしようもない。
この生産者に、ニッポンのイチゴを作らないか、と話す気にはなれない。
 
早々に次の場所に向かった。
しかし、その農園はすでにイチゴは止めていて、トマト農園となっていた。
 
イチゴの生産を止めた理由は不明だが、ともに再開の可能性はないと見た。
推測するに、イチゴの生産は不安定なのだと思う。
なんせ、年に一回しか採れない。リスクが高いのだ。
トマトなら年中採れるから、安定しているのだと思う。
 
そうゆう意味では、露地栽培でイチゴを作っているバギオの農家は、
すごいことだと思う。
ニッポンのイチゴを栽培してくれる彼らには、感謝である。

今回、タガイタイに同行してくれたのは通訳のマリッサとその息子。
息子はマニラの北の町で、
ガソリンスタンドとガソリンを運搬する会社を経営している孝行息子だ。
今回、一日中、車を運転してくれた。
 
こうして皆さんに助けられて、異国の地で、ニッポンのイチゴプロジェクトは
進行していると思うと感慨深いものがある。
 
成功しなければならない。

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