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第52話 娘とともにバギオへ 海外青年

シンガポールを後にした私たちは、一路、マニラへと向かった。
マニラまでは4時間、フィリピンは、ほぼアジアの真ん中にあると
言ってよいと思う。

深夜に到着したので、空港近くに一泊し、翌朝、バギオに向かう。
いつものビクトリーライナーに乗り込む。
 
ここまでは、いつも通りなのだが、今回は違った。
「日本人ですか?」と、バスの中で話しかけられたのである。
びっくりして振り返ると、20代の若者が座っていた。
「日本語が聞こえたものですから、つい声をかけてしまいました」という。
 
その若者、島根から来た消防士であった。
海外青年協力隊として赴任しているのだという。
元、協力隊ってあったことあるのだけど、現役って初めてである。
 
バギオまでの道のり、今までの経緯など話ながら、
楽しい道中となった。

バギオのホテルバーで

消防士としてフィリピンに何を伝えに、やってきているのか。
「子供たちに防災の知識を伝えにやってきた」とのこと。
協力隊って多義に渡っているので、自分がやりたいことができるのだという。
知らなかったなぁ。
 
もっと外国で必要に迫られていることを教えたり、援助したりするものと
思っていた。
そうでもないらしい。
要は、その案件で受け入れてくれる国があるか、どうかのようだ。
 
いずれにしても、異国の地での同国人に合うのは、嬉しい。
同じ協力隊で農業をやっている仲間がいるというので、
翌日、会食をすることとなった。
 
日本食に飢えている彼らには、日本食をプレゼントすることにした。
 
バギオにはもちろん、大手のレストランチェーンが進出している。
そんな中、数件、居酒屋がある。
中でも本格派の居酒屋にご招待した。
 
翌晩。

どうでしょう。日本の刺身盛りと大差なくありませんか?
 
園子さんが経営する、茶屋(Cha ya)です。
SMモールの中と、露地店と2店舗あります。
 
バギオには大学がたくさんあり、治安が良いことと、
涼しくて過ごしやすいこともあって、日本人向けの
英会話学校が結構あります。
 
そこに通っていた日本女子たちともこの店で知り合い、
今回は、みんなまとめて、宴会することとなりました。

ピンクのセーターが園子さん

日本全国から集まった若者たち。
それぞれの夢の実現のため、バギオで学んでいました。

文字通り、山のような天ぷら

自己実現のために頑張っている若者たちと話していると、
まだまだ頑張らないとなぁと、改めて感じた次第。
 
楽しくて、すっかり酔っぱらってしまいました。

日本の技術、細工寿司

皆さん!
こからのニッポン、よろしくお願いします。
おじさん、少し安心しました。

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