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第54話 日本のトマト、フィリピンで育ちました 旨いです。

イチゴのプロジェクトを進めている中で、気が付いたこと。
それは、フィリピンの野菜がまずいこと。
特に、トマトはひどいと言っても良い。
何処で食べてもマズイのだ。

色が薄いトマト (フィリピン産)

この原因は、量が採れることが大切で、味は二の次となっているからだ。
市場では、産地や品種に関わらず、キロいくらの取引である。
  
かつて貧しかった日本もフィリピンと同じで、味より量であった。
豊かになるにつれ、質が問われるようになり、量から味にシフトしていったのだ。
トマトは昔、青臭かった。塩をかけて食べていたのだ。
  
しかし、バブルあたりからフルーツトマトなるものが出てきて、味が激変した。
トマトはおいしいものとなったのだ。
  
つまりフィリピンは、40年位前の日本と思ってもらえばよい。

そこで私は、前回、トマトの種を持ってきた。
100均で購入、裏を見てみると、インドネシア産となっていた。
なんだ最早、国産とは言えないのではないか。
じゃ、もっていこう。
  
で、イエンに植えてもらったのだが、これが見事にできていた。

食べた? と聞いたら、「バカウマ」だという。
早速、いただくと、「旨いではないか」。日本と同じ味である。
  
100均のトマト、侮れない。
  
結構、量が出来ていたので、早速、街に出て試食をしてもらうことにした。
まずは私が泊っているホテルだ。

陽気なバーテンダー

なじみのバーテンダーに事情を伝える。
そして、トマトを試食して、とあげると、
「イエッサー」 と言って、マネージャーを連れてきてくれた。
  
そのマネージャーに試食してもらうと、すぐにシェフがやってきた。
そのシェフに食べてもらうと。
「こんな旨いトマト、食べたことがない」という。

シェフとのひととき

「このトマト、毎日、2キロ、持ってこれるか?」 という話となった。
  
まだその段階ではないので、作れるようになったら、
また連絡するとなりました。
  
まぁ、それくらい日本のトマトは旨いのだ。
  
イチゴは1年に一回しか、稼げるチャンスがないから、トマトだと、長い間、
収入が確保できるので、手っとり早く稼げるであろう。
  
良かった良かった、これからイチゴと並行して作ってもらおう。。。。
  
と思った矢先、悲劇が襲う。
その話は次回に。

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