イチゴのプロジェクトを進めている中で、気が付いたこと。
それは、フィリピンの野菜がまずいこと。
特に、トマトはひどいと言っても良い。
何処で食べてもマズイのだ。
この原因は、量が採れることが大切で、味は二の次となっているからだ。
市場では、産地や品種に関わらず、キロいくらの取引である。
かつて貧しかった日本もフィリピンと同じで、味より量であった。
豊かになるにつれ、質が問われるようになり、量から味にシフトしていったのだ。
トマトは昔、青臭かった。塩をかけて食べていたのだ。
しかし、バブルあたりからフルーツトマトなるものが出てきて、味が激変した。
トマトはおいしいものとなったのだ。
つまりフィリピンは、40年位前の日本と思ってもらえばよい。
そこで私は、前回、トマトの種を持ってきた。
100均で購入、裏を見てみると、インドネシア産となっていた。
なんだ最早、国産とは言えないのではないか。
じゃ、もっていこう。
で、イエンに植えてもらったのだが、これが見事にできていた。
食べた? と聞いたら、「バカウマ」だという。
早速、いただくと、「旨いではないか」。日本と同じ味である。
100均のトマト、侮れない。
結構、量が出来ていたので、早速、街に出て試食をしてもらうことにした。
まずは私が泊っているホテルだ。
なじみのバーテンダーに事情を伝える。
そして、トマトを試食して、とあげると、
「イエッサー」 と言って、マネージャーを連れてきてくれた。
そのマネージャーに試食してもらうと、すぐにシェフがやってきた。
そのシェフに食べてもらうと。
「こんな旨いトマト、食べたことがない」という。
「このトマト、毎日、2キロ、持ってこれるか?」 という話となった。
まだその段階ではないので、作れるようになったら、
また連絡するとなりました。
まぁ、それくらい日本のトマトは旨いのだ。
イチゴは1年に一回しか、稼げるチャンスがないから、トマトだと、長い間、
収入が確保できるので、手っとり早く稼げるであろう。
良かった良かった、これからイチゴと並行して作ってもらおう。。。。
と思った矢先、悲劇が襲う。
その話は次回に。