フィリピンには雨季と乾季しかない。
その雨季には半端じゃない雨が降る。結果、洪水となるのだ。

2024年、10月。4回目の洪水が発生した。
私は苗を片手に現地に向かった。
イチゴ自体は強いので、めちゃくちゃな被害は出ないのだけれど、
露地に植えられているのは、水没しているので、流されている可能性がある。
少しでも補えれば、ということと、農家が増えてきたので、
今後の事業の展開を説明する必要性を感じ、事業計画書を作成したので、
説明がしたかったのだ。

いつものように、セントレアからセブパシフィックに乗り、マニラへ向かう。

マニラに到着。
結構、入国のところが混んでいたのだけれど、普通に並んでいたら、

こんな案内を発見。
こちらで良いと促された。
そうか、私は60歳なので、高齢者の扱いか、、、
なんでも、フィリピンの平均寿命は65歳だという。
なるほど。
で、あっさり入国することができた。
うれしいやら、悲しいやら、、、、

空港から高速バスターミナルにタクシー移動し、現地、バギオに向かう。
バギオには深夜に到着。
翌日。

イエンの案内で、新しく参加してくれた農家の現状を見に行く。
アルモントは、高設で作っているため、水害からは逃れていた。

その一方、露地で作っていた方たちは泥にまみれていた。。。

しかし、イチゴってたくましい。
泥水をかぶっても生きているのだ。
日本だったら、ビニールハウスですくすくと
育っているであろう、ニッポンのイチゴが、フィリピンでは泥まみれ。

こんな逆境にも負けず、育っている姿に感動した。
フィリピンに苗を持ってきて、良かったと。


急遽、制作したビニール製の靴のカバーを履く、通訳のマリッサ
地面は粘土質なため、ドロドロでさらに粘りがある。
靴だと動けないので、ビニール袋を購入し、
手製の靴カバーでしのいだ。
結果、この後、どうにもならないので、長靴を購入しました。
この粘土質の土壌だから、水はけが悪いこともあって発生する洪水なのであった。
日本では考えられないけどね。。。