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第62話 洪水対策として、山の中腹の新たな産地へ

雨季と乾季しかないフィリピン。
 
雨季には半端じゃない量の雨が降る、灌漑が整っていないフィリピンでは
行き場のない水が田畑や住宅を襲う。
 
2024年は4度の洪水に襲われた。
 
洪水対策として、高設にする方法がある。
日本でいうと、いちご狩りを思い出していただくと分かりやすい。
地面からだいぶかさ上げしたポットで、イチゴを栽培していると思うが、
それが高設だ。
 
しかし、あれは高価なのだ。
フィリピンでは全部に導入するのは、かなり困難。
 
よって手っ取り早い方法は、洪水が来ないところに移動することだ。
そうすると人里離れた、かなり不便なところとなる。
 
私たちがイチゴを植えている所から、車で30分のところに良い場所があるという。
とりあえず、行って見た。

雨季なので、雨。見通しが悪い。。。。
だいぶ、山を上がったところにこの畑はある。

確かに、洪水とは無縁な場所である。
日あたりも良い。
 
現在、この畑は私が持ち込んだニッポンのイチゴを植えているプロジェクトのメンバーが、所有して運営しているので、ことはスムーズだ。
 
今はアメリカ産のスイートチャーリーが植えられているが、
これを全面、ニッポン産に変えようということであった。
 
しかし、住居からは遠い。
車で30分の畑とは、現実的なのだろうか。
全てが良いということはないだろうから、どっかは妥協する点なのであろう。

最もよかったのは、この場所は湧き水がきれいなこと。
主産地は、水質が悪い。
味に直結していることなので、水は重要だ。
これならクオリティーも上がるだろう。
 
この場所での新たな出発は楽しみである。

帰りは、峠の途中にある最寄りのカフェに寄った。
フィリピンは最貧国というイメージがある、そうゆう部分は確かにあるのだが、
他はそうでもない。

街外れでも結構、おしゃれな店はあるのだ。
 
ご飯が中心のフィリピンだが、今回はサンドイッチにしてみた。
結構、美味しい。

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