バギオは高原の街である。
スペイン統治時代を感じさせる街でもある。
日本の統治自体は、マッカーサーの軍に追われた日本軍が
敗走した街だ。
日本が建てた石碑が残っていたりする。
現在、道路は車であふれ、近代都市となっている。
しかし、少し郊外に出ると畑が広がっているのだ。
その地に、ニッポンのイチゴ苗を植えた。
私が持ってきたイチゴ苗を植えてくれたのは、イエンさん。
彼は日本の長野で実習生として農業に携わってきた。
ニッポンのイチゴには慣れているのだが、いかんせん、ニッポンのイチゴは
ビニールハウスで育てている。
フィリピンには、そこまでの施設があまりない。
しかし、イエンさんはハウスを持っているので、
ハウスと露地と分けて栽培を試みることとなった。
全く環境が違うところで、果たしてうまく育つのであろうか。
楽しみである。
構想から1年あまり。
ここまでたどり着けたのは、ひとえに、皆さんのご協力のたまものである。
ここで感謝の言葉を送りたい。
やっとスタートできました、ありがとうございました。