市場調査を兼ねてバギオの野菜市場に行ってきた。
目的はどんな野菜が出回っているのか、とその量である。

まずはいつもの疑問を解消したい。
それは、トマトが不味いことである。
どんな品種が出回っているのか、種子屋に連れて行ってもらった。
そこで「トマトの種が欲しい」と伝えると、この回答である。

2種類しかないのだ。
大きいやつと小さいやつ。
なるほど、これでは選べないし、当然、味の差が出ない、、、
日本みたいに品種改良して味を良くするなど、創意工夫は無いと思っていたのだが、
ここまでとは思わなかった。
早速、種を購入した。
日本で育ててみよう。
果たしてどんな味が出てくるか。
環境が分かるけど、フィリピンと同じか、試してみよう。

さて、こちらが市場である。
一見、日本の田舎の市場と変わらない感じである。

しかし、よく見るとかなり違う。
野菜はそれなりに量はあるのだが、なんとなく鮮度がないというか、
旨そうな感じがしないのだ。

こちらのニンジンは、痛まないようにだと思うが、一本づつ包んでいる。
しかし、そのニンジンそのものが旨そうではないのだ。。。。
日本と比べるからだろうなぁ、きっと。

こちらは日本では見かけない野菜である。
全体的に、量はあるのだが、1種類に対して1品種しかないので、
選べない。
米を例に挙げれば、日本も昔は、コシヒカリとササニシキしかなかった。
それが経済が伸び、豊になるにつれ、品質が向上に、種類が豊富に
なっていった。
フィリピンは、今、日本の高度経済成長期で言うところの
最初のあたりにいるのであろう。
これから種類が豊富化すると思われる。

次回は、フィリピンの高級スーパーの現状をリポートします。